日常でウォーキングを増やしてみる
健康を考えるとき、食事と運動は車の両輪です。
運動というと、いきなり億劫になりますが、
多くの人が気軽に取り入れやすい、
そして、実は、もっとも効果が高い運動、
それがウォーキングです。
朝の散歩、通勤途中、買い物途中、夜の散歩‥
リズミカルに同じ動作を繰り返し酸素をカラダに取り込む、
いわゆる有酸素運動が、脂肪を燃焼させ、血行を促進し、
また筋力、持久力アップにつながるわけですが、
その負荷を考えてもウォーキングはもっとも理想的だそうです。
腕を直角に‥、歩幅は広め‥、スピードは速め‥、
という理論は置いておいて、まずは歩く時間を増やしましょう。
目標は1日トータルで30分。
姿勢よく、気持ち大股で、気持ちスピードを上げて歩きます。
朝30分の散歩を習慣にしてもいいですよね。
通勤途中、ひと駅前で降りて歩く方法もあります。
まとまって30分と考えるより、買い物ついでに5分遠回り、
近くのコンビニではなく遠いほうに行ってみるなど、
少しずつ、プラスアルファを習慣にして、
1日トータルで30分を目指しましょう。
ウォーキングはカラダにもココロにも効く
「朝1時間の早起きを」でも書いたように、
私は、朝30分〜1時間、散歩をすることも多いです。
白状すると、スティーブ・ジョブズの伝記を読んで、
彼が人と大事な話をするときや、考えをまとめるとき、
あちこちをよく散歩していたことを知り、
それ以来、真似して始めました。
ビジネス書の類を読むと、歩きながら考えをまとめる方法は、
実はとてもポピュラーで、ある有名な実業家は、
「いろいろなアイデアを整理し、脳がリフレッシュできる。
それに、歩いているとヒントが見つかるものなんだ」と言います。
歩くことで血中の酸素が脳にもたくさん供給されるという、
科学的根拠もあるようです。
考えをまとめるためにサクサク歩くときと、
3回に1回は、意識的に「考える」ことをやめて、
「感じる」ことに集中して歩くようにしています。
月に1度の「山歩き」のようなわけにはいきませんが、
街なかでも、早朝の空気や、鳥の声、緑や花の香りなど、
意外と自然は感じるものです。
ジョギングする人や早朝から働く人もいて、
街が起き出す、その雰囲気も大好きです。
ココロにもカラダにも100利あって1害なしの運動、
それがウォーキングです。