朝1時間の早起きで生活が変わる

「朝活」という言葉もすっかり定着し、

4時や5時に起きる人の成功体験が書籍になる時代。

深夜から朝にかけてが仕事のピークだった出版業界も、

最近はすっかり朝型人間が多くなりました。

早起きは三文の徳と言いますが、まずは今より1時間だけ早く、

10時に起きている人は9時に、7時に起きている人は6時に、

早起きしてみませんか。

たった1時間でも、数時間分、それ以上の得があります。

 

枡野俊明さんのベストセラー

『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』には、

「その日の自分を整える、一日を美しく生きるためのカギは、

朝が握っています」「朝早起きをするとそこにはよい縁が生じます」

とあります。

この本をもとに実践している私の朝の過ごしかた3つの基本です。


1、朝起きたら、窓を開けて深呼吸

 日焼け止めを塗ってからカーテンを開けましょう、

などという美容の先生もいますが、

(日焼けについては改めて書きますが)まるでナンセンスです。

いつもよりカッキリ1時間早起きしたら、

まず窓を開けましょう。

深呼吸をしましょう。

寝起きのカラダの中の空気が入れ替わってココロも新たになります。

この本には「毎朝、両手を合わせる」ともあり、

私は深呼吸のあと、合掌をしています。

また、「朝、一日一回、腹から声を出す」とも、

「朝起きてすぐにテレビをつけない」ともあります。   

朝の光はカラダを目覚めさせる
朝の光はカラダを目覚めさせる

2、朝、5分でいいので掃除をする

 この本に書かれていることで一番効果が大きかった方法です。

朝、5分。

5分だけ区切って、うちのどこかを掃除します。

今日は台所の流し台、明日はトイレ、明後日は玄関と決めておいて、

拭くこと、磨くこと、掃くことに専念します。

たった5分のことなのに、ローテーションで家中が奇麗に保てるうえ、

掃除の後は不思議と気持ちも落ち着くのです。

「一掃除二信心」(最初にやるべきことは掃除である、

信心はそれがすんでからのことだという意味)という言葉があるそうです。

「今週は断捨離(だんしゃり)週間」と決めて、

早起きした1時間をまるまる断捨離の作業にあてることもあります。

(断捨離については「「断捨離」は最高の方法」を参照ください)


3、1時間、考える。ときに歩きながら

1時間早起きして、窓を開けたり5分掃除するので、

正確に言うと50分ちょっとですが、まあ約1時間、

せっかくの早起きをムダにしないよう考える時間に充てています。

自分のこと、仕事のこと、考えるテーマを前もって決めておいて、

机に向かって「私ノート」を開きます。

引き締まった朝の空気のなか、目覚めたばかりの脳は、

1日のうちで一番集中でき、午後よりずっと冴えている気がします。

英語などの勉強に充てるのも、効率よく捗るのではないかと思います。

やはり、この本に「朝、歩く」という方法もあり、

散歩(日常ウォーキング)しながら考える日もあります。

PCを開いてメールやネットを見るのは、その後と決めています。