最初の一歩にオススメの山Best3

いざ、月に1度の「山歩き」を始めようと思ってから、とても困りました。
一緒に行く人がいない。
どこに行けばいいかわからない。
サークルなどを調べても年齢制限もあり、ちょっと苦手な感じ。
私は、結局、登山を数年やっている友達に頼み一緒に行きました。
『ひとり登山へ、ようこそ! 女子のための登山入門』という
コミックエッセイを読んでからは、ひとりでも行けるようになり、
ひとりの醍醐味も楽しんでいます。
もし誰も見つからず、いきなりひとりは不安であれば、
「まいたび」などの旅行会社が主催するツアーに、
ひとりで参加するのもサークルより気軽でいいかもしれません

初心者が山を選ぶときの基準

まず、ガイドブックを買いましょう。
自分が住んでいる地域の、「低山」「里山」「初心者」「日帰り」
などの山が載っているものを探します。
関東周辺だと『日帰り山歩きベスト130』などがオススメです。
ガイドブックには、難易度や歩行時間が載っているので、
行きたい山から自分に合ったところを選びます。
ココカラ目的の初心者は、とにかくまず、
標高差の小さな「低山」、人里に隣接した「里山」を選びます

1、山のふもと(近く)まで電車やバスで行ける山
初心者同士、ひとりで行くときは、公共の交通機関がいいです。
「最初の一歩」は日帰りのほうが安心ですよね。
家から片道2時間以内で、交通の便も考えて選びましょう。

2、標高1000m、標高差300m以内が目安
山に着いて、山に登って、おにぎりを食べて、下りてくるまで、
ガイドブックの歩行時間を参考に余裕を持って、3〜4時間。
登り1時間30分、休憩1時間、下り1時間ぐらいが、
無理なく気持ちよく過ごせる目安だと思います。

標高1000m、標高差300m以内という目安は、
ガイドブックを見ていると物足りなく感じるかもしれませんが、
東京の高尾山が標高670m、高尾山駅からの標高差198m、
総歩行時間3時間20分といったイメージです。
ココカラ目的の初心者はまずこれぐらいから始めましょう。

3、登山道の険しさ、難易度をチェック
標高差300m以内の低山でも岩だらけのところや、
急な登り(下り)道の山は、もちろん避けます。
できたら、頂上まで舗装されているような山より、
土の上を楽しみながらハイキングできる山がいいですよね。
候補の山を絞ったら、登山道の様子を文章や写真でチェック。
低山でも傾斜がキツいところも
低山でも傾斜がキツいところも

ココカラ目的の初心者にオススメの山Best3(東京編)

上の3つの条件を満たした、東京近郊の山を挙げてみます。
トレッキングシューズを試してみる足慣らしや、
体力に自信のない人にオススメの「里山」Best3と、
初めてだけど少しは登ってみたい人にオススメの「低山」Best3。
こんな山を「最初の一歩」の候補にしてみてください。

【足慣らしにオススメの「里山」Best3】
1、弁天山+城山(標高331m、標高差156m)
2、大楠山(標高242m、標高差225m)
3、鎌倉アルプス(標高159m、標高差150m)

【初心者でも楽しめる「低山」Best3】
1、御岳(みたけ)山(標高929m、標高差236m)
2、小倉山(標高996m、標高差261m)
3、高倉山+金剛山(標高456m、標高差242m)

行き先を決めたら、交通機関の時間から昼食などの時間も、
ゆとりを持ってプランを考えます。
この登山計画さえきちんとしていれば、初心者でも大丈夫ですし、
初心者こそ自分で計画をして山に臨むのがいいと思います。

また、山デビューの季節も大切です。
低山は真夏は歩くとすごく暑いので、春と秋がオススメ。
降水予報を見ながら、日にちを決めてください。
降水確率が高いときは、計画を中止、延期する勇気も大切です。

何しろ、ココロとカラダに効く「山歩き」。
気楽にのんびり(でも計画はしっかり)楽しみましょう!

 
(というわけで、次回は「もう少し山登りがしたくなったら‥」です)
足慣らしは「里山」で
足慣らしは「里山」で
こんな山道が気持ちいい
こんな山道が気持ちいい