ボディソープをやめたら、すべすべ肌でボディケアいらず
多くの皮膚科医の先生が指摘する「日本人は洗い過ぎ」を、
見直す提案をしてきましたが、カラダを洗わないのは一番カンタン、
顔や髪に比べ、断然、ハードルが低いです。
ボディソープで洗ってボディクリームを塗るぐらいで、
顔や髪ほど、いじくりまわしていないからかもしれません。
同じく宇津木龍一先生の、
『肌の悩みがすべて消えるたったひとつの方法』によると、
顔もカラダも35度のぬるま水で洗い、何もつけなくていい。
股間、脇の下、足の裏なども、ぬるま水で充分に清潔になるそうです。
詳しい理論を知りたい人は、ぜひ、本を読んでみてください。
ひざやかかとの皮が薄くめくれたり、
こするとアカが出たことがありましたが、
あとは、わりと自然に、脱ボディソープできました。
ボディソープを使わなくなって5、6年経つ友達によると、
男性も女性も子供も「ニオイはゼッタイ大丈夫」だそうで、
むしろ、カラダをゴシゴシ洗っていたときより、
加齢臭のようなニオイがしないと話してくれました。
脱シャンプー、脱ボディソープが当たり前の時代が来る!?
髪もカラダもシャンプーや石けんで洗うことなく、
トリートメントやクリームでケアすることなく、
それはもう本当にラクな生活です。
時間がたくさん生まれます。
山小屋に泊まると、環境保全のため、
石けんやシャンプーが禁止の風呂があるのですが、
そんなときもまるで平気、むしろ、
これがスタンダードだとさえ思えてきます。
考えてみると、シャンプーやボディソープができたのは、
ほんの数十年前のことですよね。
昭和初期までは、それこそ、うぐいすの糞で洗顔したり、
髪やカラダを洗うのも、ほとんどの人は内風呂がないので、
銭湯に通うのが週に1、2回というペースだったはずです。
1970年代に内風呂が普及したあとも、
私が小学生のころは、ほとんどの人が週に2、3回の入浴でした。
いつの間にか、毎日の入浴、洗髪が当たり前になり、
1987年に「朝シャン」がブームになったころからは、
加速度的に、シャンプーやヘアケア剤、ボディソープなどの、
情報がテレビや雑誌を通して刷り込まれてきたのです。
私が脱シャンプー、脱ボディソープを試してみたのは、
「これが自然だから」「環境にいいから」という理由ではなく、
もちろん「面倒だから」「ラクだから」でもなく、
「髪がキレイになるから」「肌がすべすべになるから」という、
むしろ、いえ、完全に美容のためです。
そして、その効果を実感しているので続けているわけですが、
2000年以上も続く人類の歴史のなかで、
たった30年のスタンダード、シャンプーやボディソープ。
50年後の人たちから見たら、逆に驚くようなことで、
「この時代、こぞって化学成分で髪やカラダを洗っていたんだって」
なんて言われるのかもしれないなあ。