【ココロとカラダの悩み相談】
誰もわかってくれない‥。
本当に落ち込んでいるときは、そう思います。
実際、あなたの悩み、苦しみ、不安、不満を完全に共有できる人はいません。
一番よくないのは、だからといって、不幸自慢に陥って自暴自棄になること。
人は、いま、ココカラ、必ず変われます。
変わるためには大きな勇気が試されますが、前を向いて歩く!
第三者の意見が、その後押しになることも多いのです。
あなたの悩み、ぜひ、お寄せください。
朝から晩まで仕事の日々、 人生このままでいいの?
短大卒業以来ずっと同じ工場に勤めています。8:15始業で、帰りは終電になることもしばしば。正直、同じ職場には、まったく働かないおじさんもいるし、私は総合職の女性以上に働いているし、そうかといって派遣さんたちに押し付けて帰ることもできず、我ながら真面目な性格にあきれながら、こうして仕事に追われる日々に疲れています。結婚はしていませんし、したいとも思いません。両親が不仲だったので結婚に対する良いイメージがありません。趣味や特技もありません。最近、ふと、私の人生、これでいいのかと思ったり、このままだとこのまま終わるという焦りのようなものを感じたりしています。(AKIRA/岐阜県/43歳/女性)
仕事を辞めるという選択肢も加え、自分を見直す期間を作ってみてください
AKIRAさんの焦燥感、とてもよくわかります。このままだとこのまま終わる、そのとおりだと思います。それも人生だし、その人生にも、もちろん幸せはいっぱいあるはずですが、せっかく焦りを感じているなら、行動する時期なのかもしれません。今までの仕事をスッパリ辞めて例えば新しい土地で新しいことを始める、40代はその最後のチャンスだと思います。経験も積んで世の中も充分に知り、でもまだまだ心身ともにエネルギーが満ちている。結婚していないことも思い切った決断には有利に働くと思います。今ここで立ち止まり、自分は何をしたいのか、何が幸せなのか、半年とか1年とか期間を区切って集中的に考えてみてください。自分ノートを作って、好きなことを書き出したり、半生を振り返るのもオススメです。このご時世、勢いだけで会社を辞めても40代での再就職はまず無理。なので、仕事は普通に続けながら、でも時間を捻出して自分を考える。仕事を辞めなかったとしても、きっと有意義な期間になると思います。
車椅子の生活なので両親が死んだあと不安です
生まれたときから障害があり車椅子の生活です。もうすぐ30になるというのに、働いてもいないし、結婚もしていないし(できないと思いますけど)、親友と呼べる友達もいません。今は両親と住み、家で働いている父の仕事を手伝っていますが、ふと両親が病氣にでもなったら‥万が一のことがあったら‥と考えるだけで、不安でたまりません。両親が死んで独りになる夢ばかり見ます。高校までは性格も明るかったし、けっこう社交的だったのですが、最近は人づきあいすべてが面倒で、家族の中だけが私の世界です。障害者ももっと世の中や社会に出て行ったほうがいいのでしょうか。(マグノリア/27歳/女性)
障害は幸せになれない理由にはならないと思います
アドラー心理学にのっとってお答えしますね。マグノリアさんの悩みは私も「わかる、わかる」と思うものばかりです。時期によって波はあるのですが、人づきあいすべてが面倒になることも孤独感も同じです。でも、マグノリアさんの文章を読んでいて気になるのは、「障害があるから」「車椅子だから」という理由がずっとベースにあることです。アドラー心理学では、「障害がある」という「原因」で孤独になるのではなく、マグノリアさんが社会に出たくないという「目的」があるから障害を理由にして家族の世界に引きこもっていると考えます。だって、「もっと社会に出て行ったほうがいいのでしょうか」と、ご自身でわかっていますもの。働いていないと書いてありますが、お父さんの仕事を手伝っている。(どういう仕事かわかりませんが)その仕事をネット展開するとか、利益を増やす工夫をするとか、障害者の視点で商品開発するとか、もっと真剣に取り組んでみたらどうでしょうか。そこから人とつながったり、社会で役に立っている自信が生まれたりするかもしれません。仕事、あるいは、マグノリアさんご自身のこと、家事、趣味‥、なんでもいいから、「いま、ここ」のマグノリアさんに強烈なスポットを当て真剣に生きることで、過去(障害を負ったこと)や未来(ご両親の死など)を理由にはしなくなるはずです。マグノリアさんの考え方ひとつで、「いま、ここ」から幸せになれるのです。アドラー心理学について、まずは、「ココロに効く」の「嫌われる勇気!」を、そして、書籍『嫌われる勇気』を、ぜひ読んでみてください。
うつ病に対する会社の対応に絶望しています
51歳バツイチ女です。世間ではアベノミクスで景気回復などといいますが、うちの会社は不景気のどん底で、今後の展開も見込めません。給与体系や福利厚生も変更を重ね、残業代なし、50歳からはベースアップなし、ボーナスなし、経費の極端な節減、早期退職の肩たたきが日常的に行われ、会社の雰囲気も最悪です。うつ病で倒れる人も定期的に出ていて、昨年は私の部下が急な病欠をとり、その分の仕事を全て私一人でかぶり、私自身の仕事上のトラブルも重なり、とうとう私がうつ病になってしまいました。心療内科に通っていますが、仕事をしていても、ボーッとしたり、涙が出てきたり、感情をコントロールできず、さんざんなので、休みをとろうとしたら、なんと、病欠の制度がなくなっていました。休んだら休んだ分だけ給料から減らされるのです。今まで長期病欠の人や産休、育休の人の分も担わされ労働過多でやってきて、入社以来いざ自分が休もうとすると、こんなことになっているなんて、とことんせちがらい会社です。定年まであと9年、がまんするしかないのでしょうか。(Y子/51歳/女性)
目を会社から自分の幸せに向けてみてください
ほぼ同世代、会社の状況も、仕事人間ぶりも、まるで私のことのように感じます。この歳になってわかるのは、会社って、もともとせちがらい、そういうヒドいところだったのです。会社も社会も政治も完全な男社会ですし、旧態然とした既得権益のもとに、いくらでも理不尽がまかり通る仕組みだったのです。私も若い頃はみんなでワイワイ楽しく働く自分の職場が大好きだったのですが、それは若かったから。会社の政治が、自分の将来が、見えてくるに従い、嫌になることばかりです。Y子さんの状況を読んで、もちろん「ヒドい会社だなー」と思いますが、会社に抗議したり、外部に訴えたりしても、Y子さんが救われるとは思えません。やはり、有給休暇を使ってでも一度休んでみたらどうでしょうか。1か月休めたら理想ですが、2週間でも違うと思います。転地療養がオススメですが、自宅でも、早起きして、散歩して、自分ノートを作って、きちんと食事をして、自分の幸せをじっくり考えてみてください。59歳で起業した著者の『「働き方」の教科書』など、ココカラ書店の本も参考になると思います。その期間は、メールや電話も含め仕事を完全に離れることが大事です。そして、仕事との距離、働き方を決めること、それが今後のY子さんを左右すると思います。今までがむしゃらに働いてきたことは決してムダではありません。自分で自分を褒めてあげて、自信を持ってください。Y子さんの人生、会社なんかに決められてどうするの!
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