鏡を見て、思わずため息をついてしまいました。
頬のまわりがシミだらけだなあ、と。
クッキリしたカタチあるシミではなく、
もやもやっとまだらに何層にもなっている感じ。
シワも増えたし、肌の質感も明らかに衰えているなあ。
昔、たぶん30代前半の頃から、
何度かシミとりレーザー治療を受けたことはあるし、
個人のブログ「ミッドライフ・クライシス」を検索してみたら、
3年前にもしきりと悩んで、エステにも何回か行っていました。
以来、ココカラノートでも紹介している米澤式健顔を続けながら、
「シミが消えた」「薄くなった」と一喜一憂しています。
でも、ふと、思ってしまいました。
こういう、20年にもわたる“努力”って、どれだけ意味があるのだろう。
もし全く何もしてこなかったとしたら、「いま」の肌とどれだけ違ったのだろう。
人生もそうですが、肌の衰えは1回限りのことなので、「もし」はないわけです。
何もしてこなかった状態と、実際にしてきた状態と、もっとしていた状態を比べて、
“努力”の“効果”を確かめることは誰にもできません。
「シミが消えた」「薄くなった」というのは、そのときそのときは本当なのです。
でも、当然ですが、20代の肌に戻ることはないのも本当です。
究極の言い方をすれば、衰えは確実に進むうえでの最終的には報われない“努力”で、
刹那的な“効果”を求めるだけの、ムダな抵抗なのかもしれないですね。
だとしたら、この“努力”にかける時間を、もっと明確に“効果”が出ることに、
向けたほうが、建設的でいいんじゃないかと思えてきました。
同じアンチエイジングでも顔のシミより頭脳の健康なのかもしれないし、
老後への準備、人の役に立つこと、後世に残すもの、
そういった種類のことなのかもしれないし、
とにかく、これからの人生は、やっただけ“効果”が実感できることに、
より多くの時間をかけていきたいです。
コメントをお書きください